2009年を迎えた現在、当グローバルコミニュケーション・インクが属する情報・通信産業では、
携帯電話販売市場の転換期ともいえる端末販売奨励金を廃止した料金プランの導入等による
端末メーカー及び代理店を含めた業界構造の変化に始まり、
昨今の世界的な金融危機を契機とした国内の個人消費の低迷、今まさに、混沌と流動を同時に受けています。
しかし、この逆境の時代にこそ、企業の三大要素といわれる「ヒト」「モノ」「カネ」の部分の「ヒト」という
経営資源がいかに重要かを、私自身が改めて認識する2008年でした。 私自身、10年間以上にわたり、業界にて「垂直統合型」の市場構造の中、振り返ることの無い拡大路線を突き進み続け、
本来、「商売」にとって江戸の時代から変わる事のない「お客様と接する」という「接客」の部分に抜本的な資源の集中をして、
「規模」としての成長だけでなく、企業の中身の質の「向上」「充実」と真剣に向かい合わなくては、いけない局面を迎えていることを、痛感しております。
同時にアメリカ型の収益性だけを追求する経営理念、お金がお金を生む事業、本来神が、人間に無償で与えたはずの大地(土地)を法外な価格にて取引する商売、経済学的にはあり得るでしょうが、現実の社会では、永きにわたり、成立しえない事が、世界的に証明されました。
企業とはいっても複数の人間から成り立っている以上、公共性を有しているのですから、何かしら社会にとって貢献する目的がなければ成立しません。
経済活動による社会貢献をテーマに全従業員一同邁進してゆく所存であります。